
2025年8月30日(土)に、匠弘堂&大正大学京都アカデミア様共催で、イベント『正殿復元工事に参加した匠弘堂宮大工によるトークセッション~正殿復元工事の様子や、沖縄出張中の宮大工の暮らしについてお話しします~』を開催します。会場は、大本山知恩院近くの大正大学京都アカデミアです。
沖縄県那覇市にある首里城は、1429年~1879年までの450年間にわたり存在した琉球王国の政治・外交・文化の中心でした。1945年の沖縄戦にて焼失後、復元工事が進められ、1989年には正殿の復元工事も開始。
匠弘堂は、2013年に「首里城 奥書院」の復元工事を担当させていただきました。
▼2013年首里城奥書院復元工事の様子
しかし、6年前の2019年10月31日の火災で正殿や奥書院を含む7棟が全焼。
その後、2022年にスタートした『首里城正殿復元整備工事』に再び参画させていただくこととなり、匠弘堂棟梁の髙橋と若手宮大工3〜4名を沖縄に派遣し、木工事を終えた今年3月に京都に戻って来ました。


現場では、清水・國場・大米 特定建設工事共同企業体様のもと、大工工事は株式会社社寺建様に陣頭指揮を執っていただき、全国各地から集った大工たち最大計40人近くがひとつのチームとなり工事が進められました。
現時点では漆塗りや彩色も進み、2026年秋の完成を予定しているとのことです。
今回のイベントでは、今年沖縄から戻ってきたばかりの匠弘堂宮大工3人に実際の工事の様子を語っていただきます。
沖縄独自の建築技法や出張先での暮らし、現地の方々との交流についてのお話もさせていただきますので、どうぞお楽しみに!
また今回は、ご参加のみなさんからのご質問にもできる限りお答えさせていただきたいので、宮大工を囲んで”お茶・お菓子をいただきながらの交流タイム“も予定しています^^
沖縄好きの方、伝統建築好きの方、宮大工に興味がある方など、ぜひご参加いただけますと嬉しいです!
【イベント概要】
日時:2025年8月30日(土)15:00~17:00(14:30 受付開始)
会場:大正大学 京都アカデミア
アクセス:〒605-0063 京都府京都市東山区松原町292
バス停知恩院前から徒歩30秒
参加費:2,000円(税込)お茶とお菓子付き♪
※参加費は、当日現金にてお支払いくださいませ。
定員:20名
お申込方法:下記フォームよりお申し込みください。
※定員に達したため、お申込み受付を終了いたしました。恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
イベント内容:
★首里城正殿復元工事に携わった宮大工によるトークセッション
★お茶を飲みながらの質問タイム
★沖縄独自の伝統的な継手・仕口”蟻上げ・蟻落とし”の組み外し体験
共催:有限会社匠弘堂、大正大学 京都アカデミア
【お話しさせていただく宮大工】
▼匠弘堂棟梁・髙橋
正殿復元工事を進める3人の副棟梁のうちの1人。首里城正殿の上棟式にあたる『工匠式 上棟の儀』では、棟木を屋根の最も高い位置に組み納める「槌打(つちうち)の儀」の槌打役を担当。


▼宮大工 小島
出張中に2回那覇マラソン完走!伝統行事『那覇大綱挽 旗頭行列』にも参加。


▼宮大工 稲葉
伝統行事『那覇大綱挽 旗頭行列』に参加。『首里城復興お出かけ講座』では、鉋掛け体験を担当。


【司会進行】
匠弘堂ブランドマネージャー 富沢