建築事例

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千光寺
本堂 修復工事

( 2013年7月 / 岡山県早島町 )

瀬戸内の可憐な本堂の修復工事

江戸期に建てられた本堂。瀬戸内本堂の特徴は、向拝の打越垂木が水が流れるように曲がっている形状にあります。良質な松材がふんだんに使われてはいましたが、虫害と腐朽により屋根が朽ちていた状態を創建当初の美しい姿に蘇らせました。小屋組は曲がりくねった梁丸太が器用に組まれていたのをいったんバラし、元通り復旧する際にはかなり苦労しました。某大学の先生方より「文化財修理のようにきれいな仕事だ」とお褒めのお言葉もいただきました。

小滝副棟梁

基礎をやり替えるために、2m近くジャッキアップされている状態で現場入りしました。欅材の柱のほとんどの足元が腐っていたので金輪継ぎで補修したり、松材の妻虹梁は虫食いと長年の劣化で交換することになるなど、想定外の仕事もみんなの力で何とか工期内に納めることができました。また野地板面のレベルは瓦葺きの仕上る曲線まで入念に検討し、瓦葺師さんの高い技術と合わさって美しい屋根が復元できたと思います。

施工風景

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