建築事例

works

與能神社
本殿 修復工事

( 2017年5月 / 京都府亀岡市 )

400年続く歴史ある本殿の修復工事

歴史ある式内社で、慶長元年(1596年9月5日)の慶長伏見大地震により倒壊するも慶長8年に再建される。正徳(1714年)に改修の記録がある。注目に値するのは建物中にちりばめられた見事な彫刻。これには「播磨国の宮大工」が建立に携わったという言い伝えがある。幾度となく修理を施されてはきているものの、裏山からの湿気で柱の足元の腐朽が進行し建物が傾いていた。京都府指定文化財ということもあり、作業には文化財保護課のご指導を仰いだ。

高橋副棟梁コメント

浜床を解体し、ジャッキアップで柱の根継ぎ補修を行いました。柱の沓石は建立当時の自然の川石なので、平らではない天端に光りつけをする作業は特に苦労しました。また想定外の柱が足元から2mほど芯腐れを起こしていて、金輪継ぎの技法で根継ぎを施しました。工事の途中で地元の方を対象とした見学会を開催した際の子供たちのキラキラした瞳は忘れられません。素晴らしい文化財修復の機会をいただいた宮司様はじめ氏子の皆さんに、心から感謝しています。

施工風景

お問い合わせ

contact