
私がまだ高校生の時の話です。
冬の朝、雪が積もっていると学校をズル休みしては金閣寺によく行ったものです。
きっかけは友人のTS君との
「雪の金閣寺ってエエなぁ」「でも写真でしか見たことないし・・・」
という会話でした。
そんなある日の朝、
目覚めると雪がうっすらと積もっていたのです。
「決行や!」
本来降りるべきバス停では降りずに、金閣寺まで。
雪の積もった参道を歩いて行くと、
突然目の前に雪化粧をした「金閣寺舎利殿」が姿を現しました。
細い部材で構成された繊細でかつ豪華な建物に、
若い感性が揺さぶられました。
普段は全く意識したことのない古い物に対する憧憬の念を
掘り起こされた瞬間でした。
頭の中で「カチッ」というスイッチの音が
鳴ったような気がします。
その時から、京都の有名どころの寺社建築廻りを始めました。
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